国語ってどうやって勉強すればいいの?・二次試験に向けて※Twitter質問に答えてみた

国語
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かなり久しぶりの更新。今日はTwitter上で多い「国語ってどうやって勉強するればいいの⁉」という質問にお答え。ツイートで答えんかい!と言われそうですがある程度字数がかかる場合はちょっとTwitterは不向きなので…

読解(現代文)得点アップ方

「国語の勉強」と一口に言ってもその内容は多岐に亘ります。テニスの練習 とひとことで言っても色んな練習があるのと同様ですね。ここではとりあえず入試を控えた人たちのご質問に答える、という主旨ですので読解、特に現代文の得点アップのための勉強方法に絞って書かせて頂きます。

なぜ読解の点が伸びないのか?

国語の勉強ってどうやったらいいの~!? という質問の背景には当然「やっても点伸びないんだけど!?」というもどかしさがありますよね。まずここからメスを入れて行きたい。結論から言えば「国語という競技のルールを知らないで戦っているから」という場合が殆どです。サッカーをやるのにどうやったら得点になるか知りませんがとりあえず足速いしキック力あるんで~ ってひたすら走り回ってボール蹴ってる人いたらちょっと苦笑してしまいますよね。なのに国語の勉強ってひたすら文章読んで無闇に問題解くだけ、って勉強してる人多いんですよ。得点を伸ばしたければまずは国語という競技がどういうルールで行われているか、それを確認してから!

ルール①「文脈」=連続同一内容の法則ッツ!

まずは国語、というか読解の王道ルール・文脈。模試・問題集で選択肢問題を解いて、解説で「文脈上答えは③である」とか「②は文脈上不適切で、まず消去せねばならない」なんて書いてあってイラっとした記憶はありませんか?「え、②選んじゃったんですけど!?」みたいな(笑)。結局こういう解説が何の訳にも立たないのは「文脈」というルールを適用するって言いながらその具体的内容に触れていないから。サッカーに喩えると「ハンドしちゃうとダメよ!?」というルール名だけ伝えて何をしたらハンドなのか?ダメって実際にはどんな不利益が発生するのかを教えていないようなもの。

では文脈とは何か?結論から言うと連続同一内容の法則です!

「です!」言うてドヤ感満載で書かれても、とお感じになったと思った方、もうちょっとお付き合いを。まずは次の例題にチャレンジしてみて下さい。

例題:次の文章の(  )に当てはまる最も適切な文を選べ。  

太朗君はとてもいいやつだ。この間も(    )。  

ア:100m走一位だった。 イ:おばあさんの荷物を持ってあげていた ウ:弟を泣かせていた。

文脈=連続同一内容の法則の意味

上の例題、どうでしたか?答えは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イでしたー!!「舐めとんのかー」とかおっしゃらずに今しばし。なぜイなのか説明出来るでしょうか?

まさか

文脈から当然だ!このやろう!!』という!」 

なんてことになってませんよね!?これでは残念ながらお話しになりませんよ(笑)まじめに言えば当たり前に正解できる基本問題をきっちり説明出来るまで理解する。これが学習の基本なのはどの科目でも変わりません!

まず「太朗くんはとてもいいやつだ」という情報。これをカテゴリー・ベクトルという二つの観点で分析します。すると以下のようになります

「太朗くんはとてもいいやつ」の意味内容=カテゴリー:人格  ベクトル:+

次に選択肢

ア100m走一位=カテゴリー:能力 ベクトル:+  ※カテゴリーがちがうので×

イおばあさんの荷物を持ってあげる=カテゴリー:人格 ベクトル:+ ※カテゴリ―・ベクトル共に一致で〇

ウ弟を泣かせる=カテゴリー:人格 ベクトル:ー ※ベクトル違いで×

つまり「文脈で選ぶ」とは、同じ内容、すなわちカテゴリー・ベクトルが同じになるものが連続するように選ぶ というルールなのです のです。とりあえずは初回なのでここまでにしますね。

まとめ

まとめますと

①ルールを知る。単に名称(「文脈」)だけでなくその具体的な内容(連続同一内容の法則、すなわち連続して同じ意味内容=カテゴリー&ベクトルになる)までセットで頭に入れる。

②基本的な例題で実際にそのルールを確認・解説出来るようにしてみる

ということになります。結局どの科目も同じなんですが、残念ながら国語ではちゃんとルールとその適用の仕方を教えるってことが少ないんですよね…  何故なのか我々教える側もきちっと反省するべきだとは思いますが。

次回は実際の入試問題を使いながらお話しさせて頂ければ、と思っています。乞うご期待!

                                            

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